素直に

髪形変えたの・・・ってはにかむ君に
似合うんじゃない？・・・っていった
その小さな頬をいっぱいいっぱいにして
したからふくれた顔で見る君
君が恥ずかしそうにいうから
俺はすこし照れたんだよ
ふんっ・・・って強がってみせる君
そんな君を心から愛おしいと想う
そんな風に強がってみせるところが
僕が君を好きな理由のひとつなんだよ

君は手にとった１０cmのヒールの靴を
う～ん・・・ってそっと棚に戻して
７cmのヒールを手にする
俺の腕に手をまわして
肩にもたれかかれる君
万年の笑みを浮かべて
この微妙な高さ分のあたしの愛を
しっかり受け取ってね・・って
そんな君を心から愛おしいと想う
僕がもう少しだけ素直なら
君を思いっきり抱きしめられるのにな